専門医によるインプラント治療

〜(公社)日本口腔インプラント学会認定専門医によるインプラント治療〜

インプラント専門医とは?

日本口腔インプラント学会とは会員数16,000人を有する日本最大規模のインプラントの学会です。(公社)日本口腔インプラント学会認定専門医は、全国の歯科医師の約1%と限られており表のように、インプラント治療の知識や技術、経験について、診査・試験を経て合格した歯科医師に交付される希少な資格です。

専修医 専門医
歯科医師免許
日本歯科医師会正会員 2年以上 5年以上
指定研修施設への在籍 2年以上 5年以上
認定講習会の受講 -
専門医教育講座の受講 - 3回以上
学術大会への参加 4回以上 8回以上
治療実績 2年以上経過した5症例を提出 細則に定めた
研修の終了と治療経験が必要
指導医の推薦 2名 2名
ケースプレゼンテーション 合格 合格に加えて、学術大会において
2回以上の発表が必要
認定委員会の承認

※日本口腔インプラント学会の専門医制度規定「第3条申請資格」および「第8条申請資格」より抜粋し要約。

また(公社)日本口腔インプラント学会認定専門医は、資格を取得した年から5年ごとに「学会及び研修会への出席・口腔インプラントに関する業績の80単位以上の取得、指定研修施設在籍証明書、症例報告(指導医氏名、検印必要)3症例」の条件を全て満たした上で、5年ごとに更新手続きをすることが必要です。


インプラントとは?

失った歯の代わりに人工歯根を顎の骨に埋めこみ、その上に人工の歯を被せ、機能回復させる治療法です。インプラント治療で作られた歯は第二の永久歯とも呼ばれ、見た目も噛み心地も自然で、入れ歯やブリッジに代わる歯を失った方への画期的な治療方法として定着してきています。
インプラントは人体との親和性が高いチタンでつくられているので金属アレルギーの方も安心です。インプラントと顎の骨がしっかり結合すれば、その上に安定した人工歯を被せることができます。天然歯のような審美性とこれまでの入れ歯やブリッジでは難しかった自分の歯のように噛めるという機能性が回復します。


その他の治療方法との違い

インプラント ブリッジ 入れ歯 歯牙移植
取り外し なし なし あり なし
自分の歯への影響 削らない 大きく削る 少し削る 削らない
保険適用 適用外 どちらもあり どちらもあり 保険適用もあるが
当院では保険外のみ
詳しくはこちら
治療期間 約2〜10ヶ月 約1〜3ヶ月 約1〜3ヶ月 約3〜6ヶ月
外科処置 必要 不要 不要 抜歯と移植で
同時に2箇所必要
異物感 ない ない ある ない

骨がない、細いといった難症例にも対応可能

インプラントは顎の骨が足りないと埋め込むことが出来ません。そこで行うのが骨の造成治療です。当院では「GBR」「ソケットリフト」「サイナスリフト」「ブロック骨移植」などの骨造成治療を行っております。他院でインプラント治療が難しいと説明を受けた場合でも治療できる可能性がありますので、まずはご相談ください。

GBR(骨再生誘導法)

骨が失われた部位に人工骨や自分の骨を移植したり、メンブレンやチタンメッシュ等を用い骨造成のためのスペースを確保し、骨の造成を図る治療のことです。
治癒待機期間は4~6ヶ月です。

出典元:口腔インプラント治療指針2020 公益社団法人 日本口腔インプラント学会編

ソケットリフト(上顎洞底挙上術)

上顎の骨の造成手術の術式のひとつで、インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さが上顎にない場合に、上顎洞の歯槽頂側からアプローチして上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、骨補填材を填入して骨移植や再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。
治癒待機期間は3ヶ月です。

出典元:ボーンオグメンテーションの実践 ゼニス出版

サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

ソケットリフト同様に、インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さがより上顎にない場合に、上顎洞の側方からアプローチして上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、骨補填材を埋入して骨移植や再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。
治癒待機期間は6~8ヶ月です。

サイナスリフト

サイナスリフト1回法

サイナスリフト2回法

出典元:ボーンオグメンテーションの実践 ゼニス出版

サイナスリフト ソケットリフト
患者への侵襲度 比較的大きい 比較的小さい
全身への影響 比較的大きい 比較的小さい
インプラント体の長さ 長いインプラント体を選択できる 制限がある
骨、骨補填剤の量 十分な量が必要
まんべんなく填入できる
少ない
偏りが出る場合がある
治癒期間 既存骨によって異なる 既存骨によって異なる
インプラント体の洞内迷入 リスクは低い りスクが高い
洞粘膜の穿孔 確認できる 確認できない
穿孔時の修復 ある程度修復できる 難しい
縫合難易度 難しい 難しい
既存骨量 制限なし 4〜5mm以上の適応

ブロック骨移植

ブロック状の骨を下顎の奥から採取し、骨が不足している部分へ移植、固定する方法です。

出典元:トランスファーコントロール インプラテックス 歯科総合カタログ


3D解析システム SIMPLANT(シンプラント)

SIMPLANT®(シンプラント)とは、インプラント用に開発された、3Dコンピューターシミュレーションシステムです。
これは、CTにて撮影した数百枚の連続画像を処理し、患者さんの骨格を立体的に再現します。その立体情報に基づいて、インプラント埋入位置のシミュレーションができるので正確な診断と治療計画が可能になっています。
撮影したCT画像と採得した口腔内模型をSIMPLAT上でマッチング(重ね合わせ)させて、インプラントのサイズを選択し、ドリリング位置と角度、深度までコントロールできるため術前に分析し、治療計画を立案して患者様に術前説明して、安心・安全なインプラント治療を提供しています。

サージガイド

症例にあわせガイドを支持するタイプがあり、多くの症例に適用が可能です。骨支持タイプには、骨モデルから制作することによって、オペ前にドリルのリハーサルを行います。
ドリリング位置と角度をコントロールするスタンダードタイプに対し、セーフシステム-SAFE Systemは、更にドリリング深度・インプラント埋入深度までコントロールできるタイプです。
ストッパー付のセーフドリルを使用できます。歯科インプラント用ドリルガイドとして日本で薬事申請済みです。


インプラント治療の流れ

  1. 検査、資料採取、カウンセリング(希望、心配事のヒアリングと大まかな治療説明)
  2. 治療計画のご提案(治療の選択肢それぞれのメリットデメリット、治療期間と治療費のお見積り)
  3. 治療計画の決定、必要に応じて前処置、医科との連携
  4. インプラント埋入手術(一次手術)
  5. インプラント二次手術
  6. 仮歯の装着、調整
  7. 最終的な被せもの(上部構造)の装着、調整
  8. 定期的なメンテナンスケア(約3ヶ月に1回)

当院が採用しているインプラントシステム

〜ストローマン社製(スイス)インプラントを使用〜

ストローマンインプラントは、世界70ヶ国以上、500万人以上の患者様の治療に使用されている、世界シェアNO.1のインプラントです。ストローマンインプラントは、大学病院や国際的非営利学術組織であるITI(International Team for Implantology)によって、臨床研究や製品評価が行われており、科学的根拠(エビデンス)から高い品質が証明されているインプラントです。
スイスのベルン大学で、511本のストローマンインプラントを使用した10年間の臨床研究において、10年間インプラント生存率が98.8%という高い数値が確認されました。
現在、100社以上のインプラントメーカーが存在しますが、治療後の臨床データがあり、安全性が立証されているストローマンインプラントを当院では使用しています。


インプラント治療費

  • インプラント一次手術(1本につき)
    手術:55,000円 フィクスチャー:165,000円
  • インプラント二次手術(ヒーリング・アバットメント)
    手術:22,000円  アバットメント:55,000円
  • GBR
    55,000円 + 骨補填材:22,000~55,000円 メンブレン:33,000円
  • サイナスリフト
    330,000円(骨補填材、PRF、PRPを含む)
  • ソケットリフト
    55,000 + 骨補填材:22,000~55,000円
  • 上部構造(ジルコニアクラウン)
    154,000~176,000円
  • 上部構造(メタルボンド)
    110,000円

価格は全て税込です。

無料カウンセリング、セカンドオピニオンを行っています

自分の口腔内状況に適しているかどうかはもちろん、治療期間、費用など、インプラント治療に興味はあるけれど、不明な点やご心配な方も多いかと思います。
当院では、インプラント専門医である院長が直接、患者さん個々に合わせた相談を行っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


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