コラム
⑩インプラント補綴法〜インプラントコラム〜
「公益社団法人日本口腔インプラント学会認定専門医」としてインプラント治療を検討されている方に向けて、出来るだけ噛み砕いてわかりやすく正しい情報をお伝えしています。
今回のテーマは 「インプラント補綴法」です。
ついに、人工の歯をつける段階になりました。
いよいよ治療の最終段階です。
型取りを行い、まずは仮歯による確認を行った後、最終の歯が完成します。
【人工の歯の形式は?】
セメント固定とスクリュー固定、固定式と取り外し式があります。
インプラント体を入れる部位や本数により、人工の歯の固定法を選択します。
【歯を1~数本失った場合】
セメント固定式:人工の歯をセメントで固定する方法です。
スクリュー固定式:ねじで留めて固定する方法です。
【歯が片あごに一本も残ってない場合】
固定式(ボーンアンカードブリッジ):人工の歯を連結したブリッジを固定する方法で、自分では外すことができません。
取り外し式(オーバーデンチャー):入れ歯を2~4本のキャップで固定する方法で、自分で外して清掃する必要があります。
人工の歯の選択については、模型や症例写真などをご覧いただきながら、そのメリット・デメリットを踏まえて、患者さんとご相談しながら決めていきます。
〜⑪インプラント治療におけるデジタル技術の応用〜
につづく。