コラム

門松から桃の節句へ

こんにちは。友野歯科クリニック 副院長の友野久美子です。

まだ時折寒風が吹く日もありますが暖かい日差しも見られ春の訪れを感じます。
クリニックの待合室も正月飾りの門松から桃の節句仕様に変化しました。


(1月は門松でした)


(2月は桃の節句仕様に)

さてここで問題です。

柳の枝についているピンポン玉のような飾り、何というかご存知ですか?


これは 『餅花』といいます。

正月とくに小正月に柳などの枝に小さく切った餅や団子を刺して飾るもので通常紅白の餅が用いられますが、これは彩りよくカラフルなヴァージョンです。

一年の五穀豊穣を願う縁起の良い飾り物です。

正確な始まりは不明ですが江戸時代頃には盛んに飾られるようになったそうです。

小正月に飾られる地域もありますが、広島や岡山・香川・島根などではひな祭りに菱餅とともに餅花を作って家に飾る風習が残っています。

終わった後は焼いたりひなあられにして食べると一年間無病息災でいられるといわれています。

雪が積もる寒い冬に生花の代わりに彩りとして色鮮やかな餅花は、無病息災を願うとともに彩りとしても楽しむ先人の知恵なのかもしれませんね。

本年も皆様が健口(健やかな口)に過ごせるお手伝いができればいいな、と思っています。

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